事業計画策定の意義
みなさんこんにちは。
当社は、「事業計画策定の支援」を主たる事業目的としています。
事業計画といっても様々な用途・レベル感・ボリューム・内容のものがあり、それに伴って、外注した場合の金額も数万円から数千万円まで、本当に様々です。
その中で、当社が目指しているのは、「経営陣の社内コンセンサス」を目的とした事業計画の策定です。
本来であれば、経営理念・ビジョン・ドメイン等の策定からスタートし、中期事業計画から人材育成計画にまで至る「経営計画」(人によって「経営計画」と「事業計画」の用語の使い方は様々ですが、私は、経営理念策定から始まる計画書を「経営計画」、数値計画を中心としたものを「事業計画」としています。)の方が望ましいと、私も思います。
上場会社の様に、今後の中長期的な会社の方向性をマーケットに示す必要がある、あるいは中小企業であっても、大規模な構造改革を計画しておりその方針を社員に伝える必要がある、といった際には、手間暇を惜しまず、経営計画を策定すべきです。
しかし一方で、
- 本格的に策定すると、膨大な時間と手間が掛かる
- 内製できるノウハウや、対応できるスタッフがいない
- 外注の場合、非常に高い
- 計画書を策定したとしても、実行できるかどうか自信がない
といった感じで、なかなか踏み切れないのが実情だと思います。
経営トップ自身が、何らかの腹を固めた状況でないと、大きなリソース(時間・人手・コストなど)を掛けてまで、取り掛かれないのです。
当社は、もっと手軽に「事業計画」を活用することで、日々の事業推進・改善に役立つと考えています。
どういう事かというと、これまでの経験の中で、
- 社長自身が、自社の現状や課題を、事実・データに基づいて認識できていない。
- 社長の頭の中のイメージや構想が、頭の中だけで完結している。
(頭の中では筋が通っていても、検証してみると、ロジックがおかしい・勘違い・計算間違い・・・、といったことがよくある。) - 社長の頭の中の「イメージ」を経営幹部に伝えても、理解にギャップが生じる。
(伝えているつもりなのに、思い通りに動いてくれない。)
ということが結構多い、と感じてきました。
これを改善するためには、
- 事実とデータに基づいた、数値による現状分析と課題認識
- 社長の頭の中のイメージや構想を、「紙」に落とし「数値化」してみる。
- 社長の頭の中を「見える化」した上で、経営幹部と検証・協議を行い、今後の方針を決定する。
といったことが必要だと考えます。
これが、当社が言うところの「経営陣の社内コンセンサス用の事業計画」です。
大企業であれば経営企画部門の役割ですが、中小企業では経営企画機能を果たすスタッフがいないことが多いので、その代行だと思っていただければ分かりやすいと思います。
ではまた。